「数学」を使わない大学受験について。

こんばんは、吉田けいすけ(北区議会議員)です。   「分数ができない大学生」という本をご存じでしょうか。 少し前に流行っていたような記憶があるのですが、データ付きで日本国内の数学を大学入試で使わなかった大学生と使った大学生を比較していたり、日本と外国の大学進学の方法について比較していたりして、とても面白いです。

  教育・受験について、日本の大学受験制度にはまだまだ課題があると思います。

日本では、数学を使わずとも大学に入学できてしまいます。(他の先進国では母国語と数学は必修がほとんど)

実は外国と比べ、高校時点で高度な数学を学んでいるのですが、履修しているかどうかで大きな二極化が生じております。

というのも、ほとんどの私立文系の大学は英語・国語・社会で入試を行います。

経済学部等の数字を扱うであろう文系学部でも、英語と国語プラス数学か社会で入試を行い、かつ1割から2割の人しか数学を使いません。(数学より社会が簡単だと思う人が多いと思われる)

このデータを見ると日本の数学は危機的な状況だと言えます。

数学のレベルが、中学卒業程度の大人が大卒として社会で通用する仕組みになっているためです。

このように、ある意味数学がないがしろにされるのには、過度な偏差値受験システムが背景にあると思われます。

例えば入試において英語・国語・数学で入試を行うA大学、英語・国語の他は数学と社会のどちらかを選べるB大学、そしてそもそも2教科入試(英語・国語)のC大学では果たしてどの大学の偏差値が上がりやすいでしょうか。

当然C大学ですね。

教科数が少ない分その2教科の得点率を圧倒的なものにしなくては合格は勝ち取れません。

そう考えると数学が必修のA大学は偏差値が伸びにくい。

しかしながら質の高い学生はどこに集まっているかと言うとA大学のはずです。

しかし偏差値を上げたいA大学はB大学やC大学のような入試形態に変えていってしまいます。

これが過度な偏差値受験システムによる日本の数学の衰退です。

国立の大学でも、二次試験の科目数が1科目や2科目の大学がだいぶ増えています。(国公立私立ともに人気を上げたい大学は入試科目を減らしているようです)

果たしてこんな学習の形態で日本は大丈夫なのでしょうか。

勉強の基礎は国語と数学にあります。

社会も理科も国語と数学ができなくては深く理解はできません。

なので、この入試形態は非常に時間を無駄にしているように感じます。(時間さえかければ理科も暗記でそれなりの得点ができてしまう)

今の受験の形態に警鐘をならしつつ、世界をリードする人材を輩出する教育を模索していきたいと思います。