こんばんは、吉田けいすけ(北区議会議員)です。
今日は3月11日。東日本大震災発生から9年が経ちました。震災津波被害にあわれた皆様には心からお見舞い申し上げます。また、避難施設での生活を余儀なくされている方、生活基盤を取り戻せていない方への支援は、今なお必要です。
震災をレガシー化しないで、今も復興は続いているとの意識を持ち続けていきたいですね。
発生時刻の14時46分に、北区役所でも庁内放送が入り、職員全員で1分間の黙祷が捧げられました。
ふと思い返せば、地震発生時に僕は、国公立大学の後期試験を受けるため、富山に向かう電車の中にいました。震災の影響はなく、無事富山駅にたどり着きましたが、ホテルのテレビで見た津波の映像は忘れることができません。高校3年生のあの頃から、もう9年間も経過したのかと…
お亡くなりになった方々の分も、1日1日を大切に生きていきます。
コロナウイルス対応について
さて、第一回定例会の会期中、予算委員会の真っただ中(僕は委員ではなく、要望書の提出のみ)、朝の王子駅でのご挨拶からスタートした今日は、夕方まで事務仕事と政務調査を進めました。
そこで、ご質問をいくつかいただいている、コロナウイルス対応について北区の見解をお伝えします。(3月11日16時現在)
Q,区立学校の卒業式に保護者は参列できますか...?
Ans,ごめんなさい、できません。
保護者、来賓、区の職員は不参加でおねがいしています。
卒業生と(できるだけ少数の)在校生、教職員で実施予定です。
東京都の方針に従った措置ではありますが、式典に参列されると、休校にして世間から隔離している児童と、外出をしている保護者を密閉空間に閉じ込めることになってしまいます。
それでは、休校措置の意味がない。そのうえ、大規模イベントと変わらない感染リスクが発生してしまうためです。
しかし、一生に一度のお子様の晴れ姿を見たいという保護者の皆さまの気持ちにできる限りお答えしていきたい。そこで、教育委員会は代替策として以下の方法を検討しています。
①式典の様子を録画し、後日DVDを販売する
金額は未定ですが、注文枚数に応じて単価が下がります。できるだけ安く、いっそのこと全員分注文し、無料配布にしてもよいと思います。
②式典前後の校門前での写真撮影は禁止しない。同様に、校庭での記念撮影も禁止しない
お子様と一緒に登校→校門前で写真撮影→保護者様は帰宅
式典終了後→校庭の桜の木の下でパシャリ
このような流れになるでしょうか。
せめて写真だけでも卒業式の雰囲気を...!
Q,教育施設、保育施設、福祉施設、医療機関にマスクと消毒スプレーを配布するべきではないのか。
Ans,今のところ予定はありません。
北区には現在16万枚の備蓄マスクがあります。パンデミックになった場合、行政の業務を遂行するために職員用のマスクが必要です。同様に、教育施設、医療施設でもマスク必須となります。
区職員だけで約3000人、それに加え、教師や医療機関、高齢者施設の職員分のマスクをいざという時のために確保しておかなければならない...そのような方針です。
代表的なご質問を掲載しましたが、ご不明点などありましたらお気軽にご連絡くださいませ!
それでは、また明日!